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ペット保険の複数加入とは?
2つ入るメリット・デメリット

ペット保険の複数加入を検討する飼い主さんとペット

更新日:

大切な家族であるペットの医療費に備えるペット保険ですが、1匹のペットに対して複数の保険に加入する「複数加入」や「掛け持ち」が可能なことをご存知でしょうか。現在のペット保険では補償が物足りないと感じている方や、より手厚い補償を求める方に注目されている加入方法です。

この記事では、ペット保険の複数加入の仕組みから、メリット・デメリット、目的別の組み合わせ方の例など詳しく解説します。

目次

ペット保険の複数加入とは?基本的な仕組みと多頭割引との違い

「今のペット保険だけでは不安…」「2つ入っても大丈夫?」そんな疑問を持つ方のために、ペット保険の複数加入について、基本的な仕組みや多頭飼い割引との違い、検討すべきケースをわかりやすく解説します。

1匹のペットに2つ以上保険をかける場合

ペット保険の複数加入とは、同じペット1匹に対して2つ以上のペット保険に同時に加入することを指します。一般的には「掛け持ち」や「重複加入」、「併用」などとも呼ばれ、多くの保険会社で認められている加入方法です。

複数加入することで、それぞれの保険の特長を活かした組み合わせが可能になり、単独加入では得られない手厚い補償を実現できます。ただし、保険会社によっては重複加入を不可としている場合もあります。また、多くの保険会社では事前の告知が必要で、これに違反すると契約できたとしても契約解除になる可能性もあるので、申告漏れのないように気をつけましょう。

告知義務についての詳細は、「ペット保険の告知義務とは?「バレない」は危険!申告の注意点」をご確認ください。

多頭飼い割引との違いを明確にしよう

複数加入と混同しやすいのが「多頭飼い割引」ですが、これらは全く異なる仕組みです。

複数加入と多頭飼い割引の違いを比較

複数加入
(1匹に2つの保険)
多頭飼い割引
1匹のペットに対して
複数の保険に加入
同一契約者が複数のペットを同じ保険会社で契約
補償内容を
手厚くすることが目的
保険料の
割引を受けることが目的
保険料は加入した
保険分だけ発生
保険料が2~3%割引

多頭飼い割引について詳しく知りたい方は、「犬・猫の多頭飼いに必要な知識を解説!多頭割引のペット保険も比較」をご覧ください。

どんなケースで複数加入を検討するのか

ペット保険の複数加入を検討するのはどのような場合でしょうか。
こちらでは主なケースを紹介します。

CASE1:補償内容に不満がある場合

「思ったより保険がきかない」「もっと補償してくれるプランにすればよかった」など感じた場合です。現在加入している保険の補償割合が低い、年間限度額が少ないなど、補償内容に物足りなさを感じたときは、もう一つ保険を追加することで不足を補う選択肢もあります。

CASE2:特定のリスクに備えたい場合

「手術費用が高いと聞いて不安…」など、現在の保険だけではカバーしきれない治療が心配な場合です。手術費用だけを手厚くしたい、通院補償も追加したいなど、特定の治療に備える意図で検討されます。

このようなときは、必要な部分をカバーする保険を追加することで、補償内容を充実させられます。

CASE3:保険会社のリスク分散をしたい場合

「もし加入している保険会社の商品が販売停止になったら…」など、1社だけでは不安で、複数の保険会社に分散してリスクを軽減したい場合です。 万が一の備えとして、信頼性のある複数社を併用する選択も一つの手です。

ペット保険を2つ以上加入することで得られる4つのメリット

ペット保険を2つ以上加入することで得られるメリットは多岐にわたります。ここでは主なメリットを4つご紹介します。

メリット 1補償や限度額の不足を補える

現在の保険でカバーできない部分を、もう1つの保険で補えるのが大きなメリットです。例えば、入院・手術のみ補償される保険に、通院補償が含まれる保険を組み合わせることで、通院・入院・手術のフルカバーの補償を実現できます。

また、年間限度額や1日あたりの支払上限がある場合でも、2社に加入していれば、結果的に補償金額を実質的に増やせる可能性があります。例えば、年間50万円まで補償される保険を2社利用すれば、最大100万円まで補償を受けられることもあります。

ただし、ペット保険は「実損払い」が基本で、実際にかかった費用以上の保険金は受け取れません。あくまで補償の選択肢を広げる手段として考えることが大切です。

メリット 2保険会社のリスク分散効果

1つの保険会社だけに依存するリスクを分散できます。保険会社の経営状況の変化や、保険金支払いに関する解釈の違いなど、会社固有のリスクを軽減できる効果があります。

複数の保険会社に分散することで、より安定して保険の補償を受けられる可能性が高まります。

メリット 3異なる特色のサービスを組み合わせ可能

保険会社によって、補償の特色や商品の付帯サービスや付帯できる特約など得意分野が異なります。

保険会社の特色の違いの例

A社 通院・入院・手術などの
日数や回数制限がない
B社 飼い主さんに万一のことがあった場合に、
ペットが継続して飼育されるように
飼育費用補償保険金がある
C社 24時間獣医師相談や窓口精算など
付帯サービスが充実している
ポイント
このように、それぞれの強みを組み合わせることで、単独加入では実現しにくい手厚い補償やサービスを受けられる可能性があります。

メリット 4段階的な保険見直しが可能

複数加入していることで、将来的な保険の見直しを段階的に行えます。一度に2つの保険を変更するのではなく、1つずつ検討・変更することで、リスクを抑えながら最新の商品への乗り換えや、より良い保険構成の実現につなげることができます。

ペット保険を複数加入することで生じる3つのデメリット

複数加入には多くのメリットがありますが、一方で注意しておきたいデメリットもあります。検討する際は、両面から冷静に判断することが大切です。

デメリット 1保険料負担が2社分に増加

まず考慮すべきデメリットのひとつが保険料の増加です。保険の数に応じて保険料が発生するため、支払いが増えてしまう点には注意が必要です。

複数加入を検討する際は、増加する保険料と得られる補償の充実度を慎重に比較検討する必要があります。保険料の合計が高額になりすぎて家計に無理が生じる場合は、加入の見直しも検討しましょう。

デメリット 2保険金請求や契約管理が複雑化

複数の保険に加入することで、保険金請求や契約の管理が複雑になります。

保険金請求手続き
  • 複数の保険会社への請求手続きが必要
  • 各社で異なる請求書類の準備が必要
  • 請求時期や請求方法の違いの理解が必要
契約管理
  • 複数の契約内容の把握
  • 更新時期の把握
  • 保険料支払いの管理

治療が頻繁になると、請求業務の負担が大きくなる可能性があります。特にペットが高齢になってくると、治療をして保険金請求をする割合が増えるので、事前に手続きや管理の手間が増えることを理解しておくことが大切です。

また、2つの保険会社に加入する場合は、それぞれの保険会社で、異なる契約手続きを個別に行う必要があります。そのため1社の契約手続きよりも2社に増えた分、手続きにかかる時間は増えるといえるでしょう。

デメリット 3重複補償により受け取れる保険金の制限を理解する必要

ペット保険は原則実損払いのため、実際にかかった治療費を超えて保険金を受け取ることはできません。これらの仕組みを正しく理解していないと、2社それぞれから期待していた保険金を受け取れない可能性もあるため、制度の仕組みを理解しておくことが大切です。

こうした重複補償の仕組みについては、次の章「重複補償の仕組みと請求時の注意点」で詳しくご紹介します。

重複補償の仕組みと請求時の注意点

複数加入の際に最も気をつけなければいけない注意点でもある、「重複補償の仕組み」について、具体例を交えて詳しく解説します。

重複保険における保険金支払いの仕組み

複数のペット保険に加入している場合、実際の治療費に対して各保険会社がどのように保険金を支払うかについて解説します。ペット保険では「実損てん補」が原則であり、複数の保険に加入していても、実際にかかった治療費(100%)を超えて保険金を受け取ることはできません。

現在のペット保険各社の約款では、保険法第20条第1項に基づき、各保険会社が独立して保険金支払責任を負う方式が採用されています。複数の保険会社で契約している場合で、それぞれの契約の保険金(他の契約がないものとして算出された金額)の合計額が、実際の治療費の額を超えるときは、どちらの保険会社に先に請求するかによって、各社から支払われる金額が変わります。

実際に支払った治療費が10万円だった場合の保険金支払例

A社(補償割合70%)とB社(補償割合50%)に加入している場合の支払例をご紹介します。

項目 A社に先に請求した場合 B社に先に請求した場合
各社の
単独保険金
A社:7万円、
B社:5万円
A社:7万円、
B社:5万円
1社目の
支払額
A社:7万円
(10万円×70%)
B社:5万円
(10万円×50%)
残りの
自己負担額
3万円
(治療費10万円-
A社支払7万円)
5万円
(治療費10万円-
B社支払5万円)
2社目の
支払額
B社:3万円
本来5万円だが、
残り自己負担額が上限
A社:5万円
本来7万円だが、
残り自己負担額が上限
合計
支払額
10万円
(実際の治療費と同額の保険金が受け取れる)
この方式のポイント
  • 先に請求した保険会社は、他の保険契約がある場合でも、契約内容に基づき保険金を支払います。
  • 後から請求した保険会社は、残りの自己負担額を上限として保険金を支払います。
  • どちらに先に請求するかで各社の負担額は変わりますが、合計は実際の治療費を上回ることはありません。
  • 先順位・後順位の決まり方は保険会社によって異なるため、請求前に各社にご確認ください。
【参考】按分払い(あんぶんばらい)について

かつての商法第632条では、重複保険の場合に各社が保険金を按分(比例配分)して支払う「按分払い」という考え方が用いられていました。現行の保険法では各社が独立して責任を負う形に整理されていますが、参考として按分払いの計算例をご紹介します。

上記の支払い事例と同じ条件(治療費10万円、A社7万円、B社5万円)で按分計算をした場合:

  • A社:約5.8万円(10万円×7万円÷12万円)
  • B社:約4.2万円(10万円×5万円÷12万円)
  • 合計:10万円(実際の治療費と同額)

重複保険における実際の支払方法は各保険会社の約款や実務運用によって異なりますので、ご加入の保険会社に事前にご確認いただくことをおすすめします。

このように、保険金総額が治療費を上回る場合でも、実際には「実際にかかった治療費(実損)を上限として保険金が支払われる」形となります。複数の保険に加入していても、治療費を超えた保険金は受け取れない点をあらかじめご理解ください。具体的な支払方法や請求手順については、ご加入の各保険会社にお問い合わせください。

複数加入の場合の保険金請求時の注意点

ペット保険を複数契約している場合、保険金請求には単独加入と異なる注意点があります。よくあるトラブル例をご紹介します。

よくあるトラブル例

保険加入時に他社保険にも加入している申告を忘れてしまった

告知義務違反と見なされ、保険金が支払われなかった。

実損払いの仕組みをよく理解していなかった

「2社でそれぞれの補償割合分の保険金がもらえると思っていた」などの誤解しており、実際に受け取れた保険金が、想定していたよりも少なく戸惑った。

保険会社同士の連携に時間がかかる

情報照会に時間を要し、支払いが遅延したケースも。

これらのトラブルを避けるためには、加入時の正確な告知と、仕組みの正しい理解が不可欠です。特に、請求時には『どの保険にどれだけ請求できるか』の目安を事前に保険会社に確認しておくことをおすすめします。複数加入を検討している段階で、保険会社のカスタマーサポートに相談するのも一つの手です。

各社のお問合せ先は「保険会社からペット保険を選ぶ」の保険会社一覧ページより各社のお見積りボタンを押下してご確認ください。

どの保険会社が複数加入可能?
主要ペット保険会社の対応状況を比較

ペット保険を複数加入する際、「どの保険会社が他社との併用を認めているのか」は最も大切な確認ポイントです。ここでは、主要ペット保険会社13社の複数加入の対応状況を一覧表で比較し、さらに同じ保険会社の商品同士で組み合わせが可能な特殊なケースについても詳しくご紹介します。

ペット保険の複数加入可否の比較表【各社比較】

まずは、各保険会社が他社のペット保険との複数加入を認めているかどうかを一覧で確認しましょう。〇印が他社との併用が可能な保険会社です。

引受保険
会社
商品名 複数加入の可否
うちの子 〇
※他社と合わせて請求する場合は
窓口精算の利用不可
うちの子ライト
どうぶつ健保
ふぁみりぃ・ぷち
〇
どうぶつ健保
しにあ
エイチ・エス損保
のペット保険
〇
ペットの保険 ✕
プリズムペット 〇
SBIペット少短の
ペット保険
✕
ペットほけん
フィット
〇
ペットほけん
マックス
フリーペット
ほけん
入院・手術ペット
保険スーパー
ソニー損保 〇
いぬとねこの保険 〇
いぬとねこの保険VIP
げんきナンバー
わんスリム
〇
※他社でのご契約が
1件の場合に限り、
重複申込み可能
PS保険 〇
スーパーペット
保険
〇
スーパーペット
保険ねこ
わんデイズ・
にゃんデイズ/
わんデイズ・にゃんデイズLight
〇
注意事項
  • ペット保険は「実損てん補(実際にかかった費用のみを補償する仕組み)」が原則です。
    支払限度額の範囲内、かつ、他社の保険金額と合算して実際の診療費(100%)を超えない金額までの補償となります。
  • 原則、複数加入する際は、各保険会社に申告が必要です。
  • 補償(商品・特約)が重複した状態で保険金請求が発生した場合には、どちらの保険契約においても補償対象となり得ますが、いずれか一方の保険契約からは保険金の一部または全部が支払われない場合があります。
  • 窓口精算の利用可否など、サービスに制限がかかる場合があります。
  • 保険会社同士の補償の確認等で保険金お支払いまでお時間をいただく可能性があります。
  • 上記の比較表の情報は記事更新日時点のものです。最新の詳細は各保険会社の約款・公式サイトで必ずご確認ください。

同じ保険会社の商品同士でも組み合わせ可能なケースがある

一般的に同じ保険会社の複数商品を1頭のペットに対して加入することは不可ですが、入院・手術特化型の商品に限り、同じ保険会社のフルカバー型と組み合わせて加入できる保険会社あります。ここでは、3例ご紹介します。

保険会社 組み合わせ可能な商品
入院・手術特化型
うちの子ライト
+
フルカバー型
うちの子
入院・手術特化型
どうぶつ健保ぷち
(※保険会社サイトの商品詳細へ)

+
フルカバー型
どうぶつ健保ふぁみりぃ
入院・手術特化型
入院・手術ペット保険スーパー
+
フルカバー型
ペットほけんフィット
ペットほけんマックス
フリーペットほけん
同一保険会社で組み合わせ時の注意事項
  • 窓口精算などサービスに制限がかかる場合がある
  • 同一の入院・手術に対して両方から保険金が支払われない場合がある
  • 申込手続きは商品ごとに個別に必要

ペット保険比較サイト「i保険」では、各商品の補償割合や保険料をわかりやすく比較できる、ペット保険人気ランキングやプラン別に詳細を一括比較できる保険料検索ページがあります。対象のペットの種類に合わせてぜひご活用ください。

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目的別に選ぶ!複数加入の組み合わせ3例と選ぶポイント

実際に複数加入を検討する際の補償内容や家計のバランスを考慮した、代表的な複数加入の組み合わせパターンを紹介します。「どんな人に向いているか」「どう役立つか」もあわせてご確認ください。

ご紹介している内容は一般的なケースを元にしたもので、実際のご契約内容によって異なります。詳細は各保険会社の約款や商品内容をご確認ください。 また、複数のペット保険に加入している場合でも、実際にかかった治療費を超えて保険金が支払われることはありません。 保険金の支払いは実際の治療費を上限として、各保険会社の定める補償内容に基づいて行われます。

パターン1:フルカバー型+手術特化型
(手術費用の手厚い備え)

▶ 「とにかく手術が高額で不安…」という方におすすめの組み合わせ

1社目の契約:
フルカバー型
  • 通院・入院・手術
    50%補償
  • 年間限度額
    50万円
2社目の契約:
手術特化型
  • 手術
    70%補償
  • 年間限度額
    30万円

2つの保険を組み合わせで実現できる補償

  • 手術 ………… 実質100%に近い補償が受けられる
  • 通院・入院 … 1社目の契約の保険で50%補償
  • 年間限度額 … 最大80万円に拡大

1社目の契約で日常的な治療をカバーしつつ、高額になりがちな手術には特化型プランを追加する組み合わせです。手術特化型は保険料が比較的安いため、コストを抑えながら手術への備えを強化できます。

このパターンのメリット
  • 手術費用の自己負担を大幅に軽減できる
  • 追加保険料を抑えながら手術補償を充実
  • 通院治療も含めた幅広い補償を維持

パターン2:入院・手術特化型+フルカバー型(通院補償のカバー)

▶ 「通院補償がない保険に加入したがやっぱり通院にも備えたい…」というケースにおすすめ

1社目の契約:
入院・手術特化型
  • 入院・手術のみ
    70%補償
  • 年間限度額
    70万円
2社目の契約:
フルカバー型
  • 通院・入院・手術
    50%補償
  • 年間限度額
    60万円

2つの保険を組み合わせで実現できる補償

  • 入院・手術 … 実質100%に近い補償が受けられる
  • 通院 ………… 2社目の契約の保険で50%補償
  • 年間限度額 … 最大130万円に拡大

入院・手術に特化した1社目の契約に、通院補償も含むフルカバー型を追加する組み合わせです。既に手厚い入院・手術補償を持ちながら、不足している通院補償を補完できます。

このパターンのメリット
  • 不足していた通院補償を追加で確保
  • 高額な入院・手術費用の自己負担を軽減
  • 年間限度額の増額で長期治療にも対応

パターン3:フルカバー型+フルカバー型
(補償割合50%を2つ掛け持ちで実質100%補償)

▶ 「補償割合50%にしてみたけど自己負担を減らしたい…」という方におすすめの組み合わせ

1社目の契約:
フルカバー型
  • 通院・入院・手術
    50%補償
  • 年間限度額
    50万円
2社目の契約:
フルカバー型
  • 通院・入院・手術
    50%補償
  • 年間限度額
    100万円

2つの保険を組み合わせで実現できる補償

  • 通院・入院・手術 … 実質100%に近い補償が受けられる
  • 年間限度額 … 最大150万円に拡大

同じ補償割合の保険を2つ組み合わせることで、按分計算後も治療費の全額補償を実現するパターンです。自己負担をほぼゼロにしたい方におすすめの組み合わせです。

このパターンのメリット
  • 通院・入院・手術すべてで自己負担がほぼゼロ
  • 両方フルカバー型なので補償対象の治療ならどんな治療にも対応可能
  • 年間限度額が大幅に増額され長期治療も安心

組み合わせを選ぶ際の重要ポイント

1.まずは「足りないと不安な部分はどこか」目的を明確にする

手術・通院・入院など、心配なシーンはどこか?備えたい場面を明確にしましょう。それによって、組み合わせる保険の方向性が大きく変わってきます。

2.保険料とのバランスをしっかりチェック

複数加入により保険料は、その分増加します。月々の保険料が家計を圧迫しないよう、無理のない範囲で設定することが重要です。

3.保険会社の組み合わせを検討

異なる保険会社を選ぶことで、サービスの多様性とリスク分散効果を得られます。ただし、請求手続きが複雑になることも考慮して選択しましょう。

4.将来の見直しやすさ

ペットの年齢や健康状態は変化します。将来的にプランを調整しやすい組み合わせを選ぶことで、長期的に最適な保険構成を維持できます。

複数加入以外の選択肢も検討しよう

複数加入を検討する前に、他の選択肢でも目的を達成できないか確認することが大切です。

プラン変更での対応

複数加入を検討する前に、現在加入している保険のプラン変更で対応できないか確認してみましょう。手厚いプランへ変更できる場合があります。変更の手続きや制限などは保険会社によって異なります。

プラン変更のメリット
  • 契約する保険会社が増えないので、管理が簡単(1つの契約のみ)
  • 1社への請求なので請求手続きが複雑化しない
  • 2つの保険に加入するより、保険料の増加を抑えられる可能性

乗り換えという選択肢

現在の保険に不満がある場合は、より条件の良い他社への乗り換えも選択肢の一つです。
最新の状況や飼い主さんのニーズに合わせて、より良い条件の商品が新たに他社から販売される可能性もあります。

ペット保険の乗り換えについて詳しく知りたい方は、「ペット保険の乗り換え方法とは?注意点・ベストタイミングを解説」をご参照ください。

手術費用を重点的にカバーしたい方へ

「手術費用が特に心配…」という方には、入院・手術に特化した保険の掛け持ちや手術1回あたりの支払限度額がないペット保険がおすすめです。高額医療費に備えるペット保険の活用法は下記の記事をご覧ください。

ペット保険の高額医療費・手術費用対策 記事へ

ペット保険の複数加入に関するよくあるご質問

ペット保険の複数加入を検討する際に、よく寄せられる質問をまとめました。

2つの保険に入った場合、保険金は2倍もらえますか?

いいえ、2倍もらえるわけではありません。ペット保険は「実損払い」が基本で、実際にかかった治療費を超えて保険金を受け取ることはできません。

治療費10万円でA社が7万円・B社が5万円の保険金の計算となる場合、合計12万円となり治療費を超過するため、実際の支払いは合計10万円に調整されます。

詳しくは「重複補償の仕組みと請求時の注意点」をご確認ください。

複数加入していることを保険会社に申告しないとどうなりますか?

複数加入の事実を申告しないことは「告知義務違反」となり、保険金が支払われないだけでなく、契約自体が解除される可能性があります。

保険会社は保険金請求時に他社への加入状況を確認する仕組みを持っており、申告漏れは必ず発覚すると考えるべきです。複数加入を検討する際は、必ず各保険会社に正確に申告してください。

告知義務の詳細は「ペット保険の告知義務とは?」をご参照ください。

複数の保険に加入する場合、請求手続きはどうなりますか?

それぞれの保険会社に個別に保険金請求を行う必要があります。各社で請求書類のフォーマットや必要書類が異なるため、単独加入よりも手続きの手間が増えます。

一般的に、診療明細書や領収書の原本は1社に提出し、他社にはコピーを提出します。また、保険会社同士で情報照会を行うため、保険金の支払いまでに通常より時間がかかる場合があります。請求時には各保険会社に「他社にも請求している」旨を必ず伝えるようにしましょう。

窓口精算ができる保険を2つ掛け持ちしている場合、どちらも窓口精算できますか?

同じ診療について、2つの保険で同時に窓口精算できるケースは原則ありません。多くの保険会社では、複数加入時に窓口精算が使えるのは「どちらか一方のみ」となっており、もう一方は後日請求する形になります。

窓口精算の取り扱いは保険会社ごとに異なりますので、掛け持ちを検討している場合は、あらかじめ各社の「窓口精算の利用条件」も確認しておくと安心です。

窓口精算の仕組みなどについての詳細は「窓口精算ができるペット保険」をご参照ください。

複数加入より、プラン変更や乗り換えの方が良いケースはありますか?

はい、状況によっては複数加入よりもプラン変更や乗り換えの方が適している場合があります。現在の保険でより手厚いプランへの変更が可能な場合は、複数加入よりも管理がシンプルで保険料も抑えられる可能性があります。

また、現在の保険に不満が多い場合は、より条件の良い他社への乗り換えを検討する方が合理的です。ただし、プラン変更や乗り換えには新たな待機期間の発生や、既往症が補償対象外になるデメリットもあります。

詳しくは「複数加入以外の選択肢も検討しよう」および「ペット保険の乗り換え方法とは?」をご参照ください。

その他のペット保険に関するご質問については、ペット保険のよくあるご質問もご確認ください。

よくあるご質問

まとめ|複数加入は「目的」と「バランス」を重視して判断

ペット保険の複数加入は、単独加入では得られない手厚い補償を実現できる有効な手段です。しかし、保険料の増加や管理の複雑化というデメリットもあります。

複数加入を検討する際は、まず「なぜ複数加入したいのか」という目的を明確にすることが重要です。手術費用への不安なのか、通院補償の追加なのか、それとも年間限度額の不足なのか。目的が明確になれば、最適な組み合わせも見えてきます。

また、保険料と補償内容のバランスも慎重に検討しましょう。複数加入により保険料は確実に増加しますが、その分得られる安心感や補償の充実度と見合っているかを冷静に判断することが大切です。プラン変更や乗り換えといった他の選択肢も含めて比較検討し、あなたとペットにとって最適な保険構成を見つけてください。

ペット保険おすすめランキング

この記事では一般的なペット保険に多いケースを紹介しています。実際の保険内容は各保険会社の最新の約款をご確認ください。

【第一アイペット】募2603-772(28.03)
【アニコム損保】W2602-002305
【エイチ・エス損害保険】LCD26-102
【au損保】DBS300248B(2602)
【SBIペット少額短期保険】S202500062-2602
【FPC】IF-CR260319-41(27.04)
【ソニー損保】SAE26-124
【日本ペット少額短期保険】B25-048(260219)
【ペット&ファミリー損保】25D065-260224
【楽天損保】C26-04-018
【リトルファミリー少額短期保険】202602T174

執筆者
染谷 弥幸(1級ファイナンシャル・プランニング技能士/株式会社アイ・エフ・クリエイト)

「安心できる金融商品選びをわかりやすくカンタンに」という当社のミッションを胸に、お客様が自分に合った商品をみつけるための情報をわかりやすく紹介します。

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