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ハリネズミの寿命は何年?
飼い方と人気の種類【初期・生涯費用を解説】
更新日:
くりっとした瞳と、警戒時に丸まる愛らしい姿で人気のハリネズミ。その愛らしい姿から「自分も飼ってみたい」と憧れる方もいるのではないでしょうか。しかし針に覆われた独特な体と夜行性の生活リズムから、「普通の小動物とは違う飼育の難しさがありそう」と不安に感じる方も多いでしょう。
実際に、「ハリネズミの寿命はどれくらい?」「針で刺されて痛くないの?」「疑似冬眠って何?」「温度管理が大変って本当?」「生涯でいくらお金がかかるの?」といった疑問は尽きません。特にハリネズミは温度変化に極めて敏感で、適切な環境管理ができるかどうかが寿命を大きく左右する繊細な動物です。
この記事では、ハリネズミの平均寿命と人気カラーの種類、健康に長生きしてもらうための正しい飼い方を解説します。さらに飼育費用を初期費用から生涯コストの目安まで試算して紹介します。ハリネズミとの幸せな時間を始めるためのガイドとしてお役立てください。
- 目次
ハリネズミの平均寿命とカラーの種類
日本でペットとして飼育されているハリネズミの多くは「ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)」という種類です。針毛の色彩によって様々なカラーバリエーションがあり、適切な飼育により数年間を共に過ごすことができます。
ハリネズミの平均寿命の概要
飼育下におけるハリネズミの平均寿命は約3年~5年といわれています。適切な飼育環境と健康管理により、6年~8年生きる個体もおり、稀に10年近く生きる長寿例も報告されています。これはハムスター(2~3年)よりは長く、ウサギ(7~12年)よりは短い中程度の寿命です。
野生下では天敵や環境要因により2~3年程度とされていますが、飼育下では安全で安定した環境により寿命が延びやすくなります。ただし、温度管理の失敗や不適切な飼育により、本来の寿命を全うできないケースも多いため、正しい知識と継続的なケアが重要です。
- ハリネズミの寿命の特徴
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- アフリカ原産の温暖な気候に適応した体質
- 夜行性で日中は休息し、エネルギー消費が効率的
- 飼育下では天敵がおらず安全な環境
- 適切な温度管理により病気リスクが低減
- ストレスが少ない環境での飼育が可能
寿命を左右する重要な要因
ハリネズミの寿命は、遺伝的要素だけでなく飼い主さんの日々の飼育管理によって大きく左右されます。特に温度管理とストレス管理が長寿の鍵となります。
寿命に影響する主な要因
- 寿命を縮める要因
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- 不適切な温度管理(疑似冬眠・夏眠の誘発)
- 過度なハンドリングによるストレス
- 栄養バランスの悪い食事(偏食・肥満)
- 不衛生な環境による皮膚病や感染症
- 騒音や振動の多い環境
- 病気の早期発見・治療の遅れ
- 長寿につながる要因
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- 年間を通じて安定した温度管理(24~29℃)
- ハリネズミ専用フードを中心とした栄養管理
- 清潔で静かな飼育環境の維持
- 適度な運動(回し車の設置)
- 定期的な健康チェックと体重測定
- 異変時の早期受診と適切な治療
- 長寿ハリネズミの共通点
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5年以上生きる長寿ハリネズミの飼育事例から、共通して見られる特徴があります。
- 24時間体制での温度管理(特に冬場の徹底管理)
- 専用フードを主食とした適切な食事管理
- 静かで暗い環境での夜間活動の確保
- 過度なスキンシップを避けたストレス管理
- 定期的な健康観察と体重チェック
- 異変時の迅速な受診と適切な治療
ハリネズミは比較的丈夫な小動物ですが、温度変化への敏感さが最大の特徴です。特に疑似冬眠は命に関わる危険な状態のため、温度管理が長寿のポイントとなります。
ハリネズミの種類と人気カラー(毛色)
ハリネズミを飼う際に最初に知っておきたい「種類」と「見た目の違い(カラー)」について解説します。
ペットとして飼えるのは「ヨツユビハリネズミ」
日本でペットとして飼育されているハリネズミは、ほぼ100%が「ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)」という種類です。世界には他にも多くのハリネズミが存在しますが、特定外来生物に指定されている種類は飼育が禁止されています。
- 「ヒメハリテンレック」との違いについて
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ペットショップで「ハリネズミ」として販売されることがある「ヒメハリテンレック」は、実は生物学的には全く別の動物(テンレック目)です。見た目は似ていますが、飼育方法・適正温度・寿命が大きく異なるため、本記事で解説する「ヨツユビハリネズミ」の飼育情報は適用できません。
ヨツユビハリネズミには、針の色や皮膚の色によって100種類近くのカラーバリエーションがあるといわれています。ここでは日本で流通している代表的なカラーを紹介します。
ソルト&ペッパー(スタンダード)

最もポピュラーなカラーで、白と黒のバンド模様が入った針が特徴です。鼻や耳、皮膚は黒っぽく、目も黒色をしています。「ハリネズミ」と聞いて多くの人が思い浮かべる定番の姿で、価格も比較的手頃です。
- ソルト&ペッパーの特徴
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- 最もポピュラーで入手しやすい
- 価格が比較的手頃(1.5万~3万円程度)
- 白と黒のバンド模様が美しい
- 野生色に近く丈夫で飼いやすい
- 初心者におすすめのカラー
シナモン

針が全体的に茶色っぽく、優しい印象を与える人気カラーです。針のバンドは明るい茶色で、皮膚はピンク色をしています。目の色は黒または赤色(ルビーアイ)になることがあります。
- シナモンの特徴
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- 温かみのある茶色の針毛
- 目の色が赤色(ルビーアイ)の個体も存在
- 価格は中程度(2万~4万円程度)
- 優しい雰囲気で人気
- ソルト&ペッパーと同様に丈夫
アルビノ

先天的に色素を持たないため、針も皮膚も真っ白で、目が鮮やかな赤色をしています。神秘的な美しさがあり、根強いファンがいる希少カラーです。
- アルビノの特徴
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- 真っ白な針毛と皮膚
- 鮮やかな赤色の目(ルビーアイ)
- 希少性が高く、価格も高め(3万~6万円程度)
- 神秘的な美しさで人気
- 光に敏感な場合があるため、明るすぎない環境が推奨
パイド(ブチ模様)

基本色に白いブチ模様が入る個性的なカラーです。ブチの入り方は個体によって異なり、世界に一つだけの模様を楽しめます。希少性が高く、コレクター人気も高いカラーです。
- パイドの特徴
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- 基本色に白いブチ模様が入る
- 個体ごとに異なる唯一無二の模様
- 非常に希少で価格も高額(4万~8万円程度)
- コレクター人気が高い
- 入手困難な場合もある
- 性格と個体差について
- カラーによる性格の違いはほとんどありません。ハリネズミは基本的に「臆病で警戒心が強い」動物ですが、個体差が大きく、好奇心旺盛で人懐っこい子もいれば、最後まで警戒心を解かない子もいます。お迎えする際は、カラーだけでなくショップでの行動や反応をよく観察するといいでしょう。
ハリネズミ飼育にかかる費用と経済計画
ハリネズミは体が小さいため「お金もあまりかからなそう」と思われがちですが、温度管理のための電気代や専用フード、医療費など、継続的なコストが必要です。どのぐらいの飼育費用がかかるのか、現実的な費用目安を試算して紹介します。
お迎え時の初期費用(生体・グッズ)
ハリネズミは温度変化に極めて敏感で、保温器具や温度制御装置が必須です。また、夜行性で運動量が多いため、回し車などの運動用品も欠かせません。
| 項目 | 価格目安 |
|---|---|
| 生体価格 (カラーにより変動) |
15,000〜60,000円※ |
| 飼育ケージ (60cm以上推奨) |
8,000〜20,000円 |
| 保温器具 (暖突・パネルヒーター等) |
5,000〜12,000円 |
| サーモスタット (温度制御装置) |
3,000〜8,000円 |
| 回し車 (直径30cm前後の静音型) |
3,000〜8,000円 |
| 隠れ家・寝袋・食器 | 3,000〜6,000円 |
| 温湿度計・床材・ フード初回分 |
3,000〜5,000円 |
| 初期費用合計 | 約5万円〜12万円 |
- パイドやアルビノなど希少カラーは生体価格が高額になります。エアコンがない部屋で飼育する場合、別途エアコン設置費用(5〜10万円)が必要です。
月々の維持費と温度管理コスト
毎月の消耗品費に加え、ハリネズミ飼育で忘れてはいけないのが「電気代」です。24~29℃の適温維持のため、エアコンとヒーターの併用が年間を通じて必要になります。
| 項目 | 月額目安 |
|---|---|
| 食費(専用フード・ 昆虫・おやつ) |
2,000〜4,000円 |
| 消耗品(床材・ ペットシーツ・掃除用品) |
1,500〜3,000円 |
| 電気代(エアコン・ ヒーター・照明) |
3,000〜10,000円※ |
| 月額維持費 合計 | 6,500円〜17,000円 |
- 電気代は季節や住環境、電力会社により大きく変動します。冬場は24時間暖房、夏場は冷房が必要となるため、年間で4〜12万円程度の電気代増加を見込む必要があります。
生涯コストと医療費への備え
ハリネズミの平均寿命を5年として、初期費用と月々の維持費、さらに医療費や設備買い替え費用を合算して生涯コストを試算します。
生涯コストの試算モデル(5年飼育)
| 項目 | 費用目安 |
|---|---|
| 初期費用 | 約80,000円 |
| 維持費(5年分) (月平均12,000円で計算) |
約720,000円 |
| 設備買い替え (ヒーター・ケージ等) |
約30,000円 |
| 医療費 (健診・病気治療) |
50,000〜150,000円 |
| 生涯コスト合計 | 約88万円〜105万円 |
このように、ハリネズミの生涯飼育費用は約88万円〜105万円が目安となります。体は小さいですが、温度管理コストや専門的な医療費など、初期費用以外の飼育費用がかかることを理解しておく必要があります。
特に医療費は全額自己負担となるため、皮膚トラブルなど、突然まとまった治療費が必要になるケースに備えておくことが大切です。ハリネズミが加入できるペット保険は「SBIプリズム少額短期保険」など限られていますが、万が一の高額医療費に備える手段として検討する価値があります。
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ハリネズミが健康で長生きするための飼い方【実践ガイド】
ハリネズミの健康は「温度管理」「食事管理」「ストレス管理」の3つの柱で支えられます。針に覆われた特殊な体と夜行性の生活リズムを理解した適切なケアが長寿の秘訣です。
実践ガイド 1命を守る温度・湿度管理と疑似冬眠の予防
ハリネズミはアフリカ原産のため、日本の気候変化に非常に敏感です。特に20℃を下回ると「疑似冬眠(トーパー)」という命に関わる危険な状態に陥る可能性があります。
- ハリネズミの適正環境
-
- 適正温度:
24℃〜29℃(理想は26℃前後、20℃以下は危険) - 適正湿度:
40〜60%(情報源により40%以下を推奨する専門家もいます) - 冬の対策:
エアコン+ペット用ヒーター(暖突など)の併用 - 夏の対策:
エアコンで冷房+除湿、直射日光を避ける
- 適正温度:
ケージ内には必ず温湿度計を設置し、毎日チェックする習慣をつけましょう。特に冬場の夜間や停電時に備え、複数の保温器具を組み合わせるとよいでしょう。
疑似冬眠(トーパー)の危険性と対処法
疑似冬眠は、ハリネズミが低温環境にさらされた際に起こる生理的な防御反応ですが、ペットとして飼育されている個体にとっては非常に危険な状態です。野生下では一時的な省エネ状態として機能しますが、飼育下では自力で回復できず、最悪の場合、命を落とすリスクがあります。
- 疑似冬眠が危険とされる理由
-
疑似冬眠中は体温・心拍数・呼吸数が大きく低下し、体の代謝機能が著しく落ちます。この状態が長時間続くと、内臓機能の低下や免疫力の低下を招き、肺炎や消化不良、低血糖などの二次的な重篤症状を引き起こす可能性があります。
また、見た目では回復しているように見えても、体内では深刻なダメージが進行しているケースも少なくありません。
- 疑似冬眠の主な症状
-
・体が冷たくなる、丸まったまま動かない
・呼吸が浅く、反応が極端に鈍くなる
・食事や水をまったく摂らなくなる
- 疑似冬眠が疑われた場合の対処法
-
① 速やかに保温:
暖かい部屋へ移し、タオルで包んで徐々に体温を上げる② 急激な加温は避ける:
ドライヤーや直火など急激な加温は行わない③ 早めに動物病院へ:
回復が見られない、または不安がある場合は速やかに受診
疑似冬眠は「自然に治るもの」ではありません。発見が遅れるほど回復が難しくなるため、日頃からの温度管理と、異変にすぐ気づける観察習慣が何より重要です。
実践ガイド 2食事(フード・昆虫)の選び方と偏食対策
ハリネズミは「食虫目(現在の分類では真無盲腸目)」に属し、野生では昆虫を主食としています。飼育下では栄養バランスを考慮したハリネズミ専用フードを主食とし、昆虫類を副食として与えます。
- 基本の食事メニュー
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- 主食:
ハリネズミ専用フード(ドライタイプを水でふやかして与える) - 副食:
ミルワーム・コオロギなどの昆虫類(生餌または乾燥タイプ) - おやつ:
ゆでた鶏ささみ、少量の野菜・果物 - 水:
給水ボトルまたは重めの陶器で、常に新鮮な水を用意
- 主食:
偏食対策と食事管理のコツ
ハリネズミは非常にグルメで偏食家です。突然いつものフードを食べなくなることがあるため、幼少期から複数種類のフードに慣れておけるように準備しましょう。
- 偏食対策のポイント
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- 複数メーカーのフードをローテーション
- フードの切り替えは徐々に行う(1週間程度かけて)
- 昆虫類で食欲を刺激する
- 食事時間を一定にして生活リズムを整える
- 食べ残しは衛生上、翌日には撤去する
実践ガイド 3針の管理と人に慣れてもらうコツ
ハリネズミの最大の特徴である針は、健康状態の指標にもなります。また、警戒心の強い性格を理解した適切な接し方により、徐々に人に慣れてもらうことができます。
針の健康管理と観察ポイント
- 針の健康チェック項目
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針の脱落や変色
正常な換毛以外の異常な脱落、針の根元の赤みや腫れがないかチェック。ダニや皮膚病のサインの可能性があります。
-
針の立て方と頻度
常に針を立てている、触れてもいないのに針を立てる場合は、ストレスや体調不良の可能性があります。
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針の清潔さ
針に汚れや異物が付着していないか、嫌な臭いがしないかを確認。必要に応じて湿らせたタオルで優しく拭き取ります。
人に慣れてもらうための段階的アプローチ
- 信頼関係を築くステップ
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- お迎え直後:
1週間はそっとしておく(環境慣れを最優先) - においを覚えさせる:
飼い主の古着をケージ近くに置く - 声かけから始める:
静かな声で話しかけ、存在に慣れさせる - おやつ作戦:
ピンセットでおやつを与え、良い印象を与える - 抱っこの練習:
お腹の下からすくい上げるように、短時間から始める
- お迎え直後:
「アンティング」について知っておこう
初めて嗅ぐにおいや味に出会った時、口から泡を出して自分の針に塗りつける行動を「アンティング(泡付け)」と呼びます。これは新しい環境や対象を確認・記憶するための正常な行動で、異常ではありません。
- アンティング時の対応
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- 驚かずに静かに見守る
- 無理に止めようとしない
- アンティング後は自然に落ち着くまで待つ
- 新しい環境や人に慣れようとしている証拠として理解する
飼う前に知っておくべき注意点とリスク
愛らしい姿の裏側にある、飼育の難しさやリスクについても正直にお伝えします。「こんなはずじゃなかった」とならないよう、デメリットも含めて理解しておきましょう。
夜行性による生活リズムの違い
ハリネズミは完全な夜行性動物で、飼い主さんが寝る時間帯に最も活発になります。夜中に回し車を全力で走り、ケージ内を探索するため、飼い主さんが音を気にせずに過ごせるかタイプか確認が必要です。
- 夜行性対策
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- 寝室とは別の部屋にケージを設置
- 静音性の高い回し車を選ぶ
- 防音マットをケージの下に敷く
- 夜間の活動音を「元気な証拠」として受け入れる心構え
アレルギーと針による怪我のリスク
意外と知られていないのが「ハリネズミアレルギー」です。針が皮膚に触れることで発疹やかゆみが出る接触性アレルギーや、ダニによるアレルギー反応が出ることがあります。
また、本気で怒って針を立てている時は、素手で触ると痛いですし、出血することもあります。慣れるまでは革手袋を使ったり、タオル越しに抱っこするなどの工夫が必要です。
病気の早期発見の困難さと医療費への備え方
ハリネズミは捕食される側の動物であるため体調不良を隠す習性があり、さらに針に覆われた体は皮膚の異常や体の変化を発見しにくくしています。気づいた時には既に症状が進行していることも多く、エキゾチックアニマル専門の動物病院での診療が必要となるため、1回の受診で数万円規模の医療費が発生するケースも珍しくありません。
こうした予期せぬ高額医療費に備える方法として、「貯蓄による備え」と「ペット保険への加入」の2つの選択肢があります。それぞれの特徴を理解し、ご家庭の状況に合った備え方を検討しましょう。
貯蓄による備えの考え方
毎月一定額を「ハリネズミ専用の医療費積立」として貯蓄する方法です。皮膚トラブルや消化器トラブル、疑似冬眠からの回復処置など、突然まとまった治療費が必要になるケースに備えた現実的な対策といえます。
- 貯蓄による備えのポイント
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- 目安金額:
月2,000〜3,000円程度を積立て、年間で2.4〜3.6万円を目標 - 長期視点:
ハリネズミの平均寿命(3〜5年程度)を考慮し、継続的に積立てる - メリット:
保険料不要、使わなければ貯蓄として残る - デメリット:
飼い始めてすぐの高額治療には対応できない可能性
- 目安金額:
ペット保険という選択肢
保険料を支払うことで、ハリネズミの補償範囲内のケガや病気による治療費を一部または全額カバーしてくれる保険です。小動物対応のペット保険は限定的ですが、選択肢は存在します。
- ペット保険のポイント
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- 補償内容:
補償範囲内の通院・入院・手術の費用を一定割合補償 - メリット:
補償開始後は飼い始めてすぐでも、高額治療時の負担を軽減できる - デメリット:
保険料が必要であり、小動物対応保険は選択肢が限定的 - 注意点:
既往症や先天性疾患は補償対象外の場合が多い
- 補償内容:
執筆時点では、ハリネズミが加入できるペット保険として「SBIプリズム少額短期保険」があります。小動物の保険は犬猫に比べて選択肢が少ないため、加入を検討する場合は補償内容を十分に確認することが大切です。
- 保険料と補償内容の詳細を確認したい方へ
- ハリネズミの保険料検索
- どちらを選ぶべき?
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貯蓄と保険のどちらが適しているかは、飼い主さんの経済状況やリスクに対する考え方によって異なります。
飼い始めてすぐの時期や、高額な治療費が心配な方はペット保険への加入がおすすめです。一方、計画的に貯蓄ができ、ある程度の余裕資金がある方は貯蓄による備えでも対応可能です。
また、両方を併用する方法もあります。ペット保険でカバーできない部分に備えて貯蓄もしておくことで、より安心してハリネズミとの生活を楽しめます。
ハリネズミの飼い方に関するよくあるご質問
これからハリネズミを飼う方からよくある質問をまとめました。
ハリネズミは何年くらい生きますか?
飼育下のハリネズミの平均寿命は3年~5年程度といわれています。適切な飼育環境により6年~8年生きる個体もおり、稀に10年近く生きる長寿例も報告されています。
ただし、これは適切な温度管理(24~29℃)と栄養管理、ストレス管理が整っている場合の話です。特に疑似冬眠は命に関わるため、温度管理が寿命を大きく左右します。
そのため、ハリネズミを迎える際は5年以上にわたる長期的な飼育計画と、24時間体制の温度管理を継続できるかを真剣に検討する必要があります。
ハリネズミは臭いますか?
ハリネズミ自体の体臭はそれほど強くありませんが、排泄物(うんち・おしっこ)は肉食寄りの雑食性のため、草食動物より臭いが強めです。
特に回し車で走りながら排泄することが多いため、回し車の毎日の掃除は必須です。こまめに掃除をし、床材を定期的に交換すれば、室内が臭くなることは防げます。
ハリネズミの針で刺されると痛いですか?
本気で怒って針を立てている時は、素手で触ると痛いですし、出血することもあります。特に最初のうちは警戒心が強いため、注意が必要です。
しかし、慣れてリラックスしている時は針を寝かせているため、素手で撫でても痛くありません(タワシのような感触です)。慣れるまでは革手袋やタオル越しに抱っこするなどの工夫をしましょう。
ハリネズミは1人暮らしで留守番はできますか?
はい、可能です。夜行性なので、日中仕事で不在にしていても寝ていることが多く、むしろ静かな環境の方を好みます。
ただし、温度管理(エアコン・ヒーター)は24時間体制で行う必要があります。1泊2日程度なら十分な水とフードを用意すれば留守番可能ですが、温度変化のリスクを考えると、長期間の不在時はペットシッターやペットホテルの利用を検討すべきです。
また、帰宅後は健康チェック(食事量・排泄・活動状況)を必ず行いましょう。
ハリネズミにペット保険は必要ですか?
ハリネズミはエキゾチックアニマル専門の診療が必要になることが多く、1回の受診で数万円規模の診療費がかかるケースもあります。また、病気を隠す習性があるため、気づいた時には治療が長期化しやすい特徴があります。
ペット保険に加入しておくことで、こうした予期せぬ医療費の家計へのダメージを軽減し、治療の選択肢を広げやすくなります。
ハリネズミが加入できる商品の具体的な保険料や詳細は、「ハリネズミの保険料ページ」をご確認ください。
ペット保険を利用しない場合でも、毎月一定額を「ハリネズミ専用の医療費積立」として準備しておくと安心です。年間3~5万円程度を医療費予算として確保しておくことをおすすめします。
その他のペット保険に関するご質問については、ペット保険のよくあるご質問ページもご確認ください。
よくあるご質問まとめ|ハリネズミの飼い方や費用を把握して楽しい日々を
ハリネズミは、その愛らしい見た目とは裏腹に、温度管理や健康観察において非常に繊細なケアが必要な動物です。平均寿命は3年~5年程度ですが、適切な環境を整えることで、より長く一緒に過ごせる可能性が高まります。
飼育を始める前に、初期費用だけでなく、毎月の電気代や将来の医療費といった「生涯コスト」についても、しっかりと計画を立てておくことが大切です。特にハリネズミは病気を隠す習性と針に覆われた体のため、日々の観察力と、万が一の備えとしてのペット保険加入や医療費積立も重要な検討事項です。
最初は警戒して針を立てていた子が、日々の世話を通じて心を開き、手の中で針を寝かせてリラックスする姿を見せてくれた時の感動は格別です。針に覆われた小さな体に秘められた豊かな感情と、夜行性ならではの静かで深い絆を育むことができるでしょう。ぜひ正しい知識と十分な準備を整えて、ハリネズミとの楽しい生活を始めてみてください。
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ペットの種類・年齢などを選んでください
この記事の情報は一般的な飼育情報を基にしており、個々のハリネズミの性格や体質によって適切な飼育方法は異なります。具体的な飼育や健康管理に関するご不明な点は、エキゾチックアニマル診療に対応した動物病院や専門店にご相談ください。また、各種費用の目安は地域や環境によって異なります。加えて、ペット保険に関する内容は各保険会社の最新の約款をご確認ください。
- 執筆者
- 染谷 弥幸(1級ファイナンシャル・プランニング技能士/株式会社アイ・エフ・クリエイト)
「安心できる金融商品選びをわかりやすくカンタンに」という当社のミッションを胸に、お客様が自分に合った商品をみつけるための情報をわかりやすく紹介します。


