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犬の寿命は何年?
健康に長生きするコツとかかりやすい病気を徹底解説

ペットの犬の長生きを願って飼育する飼い主

更新日:

愛犬には少しでも長く、健康で幸せな生活を送ってほしいというのは、すべての飼い主さんの願いです。近年、医療技術の向上や飼育環境の改善により、犬の平均寿命は延びる傾向にありますが、実際のところ犬はどのくらい生きるのでしょうか。

また愛犬に、健康に長生きしてもらうためには、どのようなケアが必要なのでしょうか。この記事では、アニコム損保の最新データを基に犬の平均寿命について詳しく解説し、犬に多い病気や健康に長生きしてもらうためのポイントをご紹介します。

さらに、健康維持が保険料の節約にもつながる制度についても触れ、愛犬との幸せな時間を長く過ごすための情報をお届けします。

目次

犬の寿命は何年?
サイズ別の目安と最新傾向

犬の寿命について正確な情報を知ることは、愛犬の健康管理や将来の備えを考える上で重要です。ここでは、最新のデータを基に犬の平均寿命や、サイズ別の傾向、飼育環境による違いについて詳しく解説します。

犬全体の平均寿命と推移

犬の平均寿命の推移

「アニコム家庭どうぶつ白書2024」によると、犬の平均寿命は14.2歳となっています。この数値はアニコム損保のペット保険契約者のデータを基に算出されており、日本の犬の寿命を知る上で貴重な指標となっています。

犬の平均寿命は年々延びており、これには以下のような要因が関係していると考えられています。

犬の平均寿命が延びている要因の例
  • 獣医療技術の向上
    より高度な診断技術や治療法の発達
  • 飼育環境の改善……
    室内飼いの普及や栄養バランスの取れたフードの普及
  • 予防医療の浸透……
    定期健診やワクチン接種の重要性が広く認識されている
  • 飼い主の意識向上
    ペットの健康に対する関心の高まり
  • 出典:『アニコム家庭どうぶつ白書2024 第2部 第5章 どうぶつの寿命』

超小型犬や小型犬・中型犬・大型犬のサイズ別寿命目安

犬の平均寿命は体のサイズによって異なります。一般的に、超小型犬や小型犬ほど長寿で、大型犬ほど短命になる傾向があります。

超小型犬や小型犬(10kg未満)

小型犬の写真

  • 平均寿命:約14.4歳
  • 代表的な犬種:
    チワワ、トイ・プードル、
    ヨークシャー・テリアなど
  • 特長:成長が早く完了し、老化も比較的ゆっくり進行

中型犬(10~25kg)

中型犬の写真

  • 平均寿命:約13.4歳
  • 代表的な犬種:
    柴犬、ビーグル、コーギーなど
  • 特長:バランスの取れた体格で、安定した健康状態を維持しやすい

大型犬(25kg以上)

大型犬の写真

  • 平均寿命:約11.5歳
  • 代表的な犬種:
    ゴールデン・レトリバー、
    シベリアン・ハスキーなど
  • 特長:成長期間が長く、老化が早く始まる傾向がある

この差の理由として、大型犬は成長に多くのエネルギーを必要とし、心臓や関節への負担が大きいことが挙げられます。

  • 出典:『アニコム家庭どうぶつ白書2021 第2部 第3章 死亡と寿命 犬種群別の平均寿命』※本項目は2021年版の統計を基にしています。

室内飼い・屋外飼いが寿命に与える影響

飼育環境は犬の寿命に影響を与える要因の一つです。現在、犬の室内飼いが一般的になっていますが、これは単なるトレンドではなく、犬の健康と長寿にとって重要な意味があります。

室内飼いのメリット
  • 気温変化による負担軽減
    エアコンなどにより適切な温度管理が可能
  • 感染症リスクの低下………
    野生動物や他の犬からの感染リスクを軽減
  • 早期の体調変化発見………
    飼い主と密接に過ごすことで、異変に気づきやすい
  • 事故リスクの軽減…………
    交通事故や連れ去りなどの危険から守られる
屋外飼いのリスク
  • 天候による体調不良………
    猛暑や厳寒による体への負担
  • 寄生虫や感染症……………
    ノミ、ダニ、フィラリアなどのリスクが高い
  • ストレスの蓄積……………
    騒音や不安による精神的負担
  • 体調管理の困難……………
    異変に気づくのが遅れる可能性

このように、屋外飼いに比べて室内飼いには多くのメリットがあり、犬が長生きする要因のひとつと考えられています。

避妊去勢手術と寿命の関係

避妊・去勢手術は犬の寿命延長効果があることが、ジョージア大学の大規模研究(40,000頭以上を対象)をはじめとする複数の科学的研究で実証されています。同研究では、避妊・去勢手術済みの犬は、未実施の犬に比べて平均寿命が約1.5歳長いことが報告されています。

犬の避妊・去勢手術のメリット
  • 生殖器系疾患の予防………
    子宮蓄膿症、乳腺腫瘍、精巣腫瘍などのリスク軽減
  • ホルモン関連疾患の予防
    前立腺疾患などの発症率低下
  • 行動面の改善………………
    攻撃性の減少や逃走行動の抑制

犬の避妊・去勢手術を適切な時期(犬種によって異なるので獣医師に相談して決定)に受けることで、これらのメリットがあり、一部の疾患リスクを軽減できる可能性が高いです。

犬がかかりやすい病気を最新データで解説【請求割合が多い疾患は?】

愛犬の健康を守るためには、犬がかかりやすい病気について正しく理解しておくことが重要です。ここでは、アニコム損保の最新データを基に、犬に多い疾患とその対策について詳しく解説します。

犬の保険請求割合データで多い疾患とは?

ペット保険の請求データは、実際に治療を受けた病気の傾向を知る上で非常に有用です。これらのデータから、日頃から注意すべき疾患を把握し、予防や早期発見に役立てることができます。

「アニコム家庭どうぶつ白書2024」によると、犬の保険請求で請求割合が多い疾患上位6つは以下の通りです。

  • 請求割合とは「保険金支払いのあったどうぶつの数/保険に契約しているどうぶつの数」で定義された割合です。

犬の疾患(大分類単位)の請求割合上位6疾患

順位 疾患の分類 請求割合
1位 消化器疾患 25.9%
2位 皮膚疾患 24.7%
3位 耳の疾患 15.2%
4位 全身性の疾患 11.9%
5位 筋骨格疾患 10.6%
6位 眼の疾患 10.1%
  • 出典:『アニコム家庭どうぶつ白書2024 第2部 第1章 疾患(大分類単位)別の統計』

上記のデータから、犬の疾患では消化器系と皮膚のトラブルの請求割合が高いことが分かります。これらの疾患は日常のケアで予防できるものも多く、飼い主さんの心がけ次第で発症リスクを減らすことが可能です。

犬に多い疾患の詳細解説

犬に多い疾患について、それぞれの特長と対策を詳しく見ていきましょう。

1位:消化器疾患(25.9%)の主な症状・原因・予防策

犬の消化器疾患は最も発生頻度が高く、下痢や嘔吐など日常で見られる症状として現れやすいのが特徴です。軽度でも放置すると慢性化することがあるため、早めの対応が大切です。

主な症状
  • 下痢や軟便
  • 嘔吐
  • 食欲不振
  • 腹痛(背中を丸めるような姿勢)
主な原因
  • 食事関連……………
    フードの急激な変更、食べ過ぎ、人間の食べ物の摂取
  • ストレス……………
    環境の変化、運動不足
  • 感染…………………
    細菌やウイルスによる胃腸炎
  • 異物誤飲……………
    おもちゃの破片や石などの飲み込み
犬の消化器疾患の予防策
  • 適切な量と質の犬用フードを規則正しく与える
  • 犬用フードの変更は1週間程度かけて徐々に行う
  • 人間の食べ物は与えない
  • 誤飲しそうな小さなものは犬の届かない場所に保管
  • ストレス軽減のための十分な運動と愛情

食事や生活習慣の工夫で多くは予防可能ですが、症状が長引く場合は自己判断せず動物病院での診断を受けましょう。

2位:皮膚疾患(24.7%)の主な症状・原因・予防策

皮膚疾患は犬の生活の質を大きく左右する問題で、かゆみや炎症などの不快感が強く現れることが多いです。アレルギーや寄生虫など原因が多岐にわたる点も特徴です。

主な症状
  • かゆみ(搔きむしり行動)
  • 皮膚の赤みや炎症
  • 脱毛
  • 皮膚のただれや湿疹
主な原因
  • アレルギー…………
    食物アレルギー、環境アレルギー(花粉、ハウスダストなど)
  • 寄生虫………………
    ノミ、ダニ、疥癬(かいせん)
  • 細菌・真菌感染……
    膿皮症(のうひしょう)、マラセチア皮膚炎
  • 乾燥や外的刺激……
    シャンプーの使い過ぎ、化学物質への接触
犬の皮膚疾患の予防策
  • 定期的なブラッシングで皮膚の状態をチェック
  • 適切な頻度でのシャンプー(月1~2回程度)
  • ノミ・マダニ予防薬の定期投与
  • アレルギーの原因となる食材の特定と除去
  • 清潔な生活環境の維持

皮膚の状態は日々のケアで早期発見が可能です。かゆみや脱毛が見られたら、悪化する前に獣医師に相談することが重要です。

3位:耳の疾患(15.2%)の主な症状・原因・予防策

耳の疾患は特に垂れ耳の犬種に多く、外耳炎や耳垢の蓄積が代表的な問題です。悪化すると強い痛みや慢性化につながるため、日常的なチェックが欠かせません。

主な症状
  • 頻繁に頭を振る
  • 耳を搔く動作
  • 耳垢の増加や悪臭
  • 耳の中の赤みや腫れ
主な原因
  • 外耳炎………………
    細菌や酵母菌の感染
  • 耳垢の蓄積…………
    定期的な清掃不足
  • アレルギー…………
    皮膚疾患の一部として耳にも症状が現れる
  • 異物混入……………
    草の種子や水の入り込み
犬の耳の疾患の予防策
  • 月1回程度の耳掃除を習慣化
  • 専用の耳掃除液を使用し、綿棒は耳の入り口付近のみに使用
  • シャンプー後は耳の中をしっかり乾燥
  • 垂れ耳の犬種は特に通気性に注意
  • 異常を感じたら早めに獣医師に相談

耳の健康は日頃のケアで大きく左右されます。少しでも異常が見られた場合は早めに診察を受けることで重症化を防げます。

その他の重要疾患の概要(全身性の疾患・筋骨格疾患・眼の疾患)

上位3つ以外の疾患についても、犬を飼う際は注意が必要です。

全身性の疾患(11.9%)
  • 中毒(タマネギ・チョコレート・ユリなどの誤食)
  • 熱中症・脱水
  • 免疫異常や全身性の感染症

犬の全身性の疾患には、中毒や熱中症、感染症などが含まれます。これらは短時間で重症化し、命に関わることもあるため注意が必要です。特に家庭内の誤食事故や夏場の高温環境には十分な対策を行い、異変があれば早めに動物病院を受診しましょう。

筋骨格疾患(10.6%)
  • 椎間板ヘルニア
  • 股関節形成不全
  • 膝蓋骨脱臼
  • 関節炎

筋骨格のトラブルは特に小型犬や大型犬で発生しやすく、歩行異常や痛みを伴います。肥満防止や適度な運動で関節への負担を軽減し、早期の治療で進行を抑えることが大切です。

眼の疾患(10.1%)
  • 白内障
  • 緑内障
  • 角膜炎
  • ドライアイ

眼の疾患は視力低下や失明につながる恐れがあり、早期治療が不可欠です。涙や目やにの増加、目をこする仕草が見られたらすぐに受診し、日常的に目の状態を観察して予防に努めましょう。

これらの疾患は、適切な飼育管理により予防できるものもあります。適切な飼育をしていても愛犬がケガや病気になる可能性はあります。万が一のケガや病気に備えて、ペット保険の加入も検討されることをおすすめします。

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愛犬に健康に長生きしてもらうための8つの基本ケア

犬の健康と長寿は、日々の適切なケアの積み重ねによって実現されます。ここでは、犬を飼ううえでの健康管理のポイントを8つご紹介します。これらのケアを実践することで、愛犬の生活の質(QOL)を向上させ、病気の予防にもつながります。

犬の健康ケア 1適正体重の維持(BCSの考え方)

肥満は犬にとって万病の元となり、寿命を大幅に短縮する要因の一つです。愛犬の適正体重を維持するために、BCS(ボディコンディションスコア)を活用しましょう。犬の理想的な体型は5段階のうちBCS3です。

犬のBCSとは?

BCS(ボディコンディションスコア)とは、見た目と触れた状態から、体型(特に脂肪の付き具合)を9または5段階で評価することです。

BCS1 痩せ
  • あばら骨、腰椎、骨盤が外から容易に見える。
  • 触っても脂肪が分からない。
  • 腰のくびれと腹部の吊り上がりが顕著。
BCS2 やや
痩せ
  • あばら骨が容易に触れる。
  • 上から見て腰のくびれは顕著で、腹部の吊り上がりが明瞭。
BCS3 理想
体重
  • 過剰な脂肪の沈着なしに、あばら骨が触れる。
  • 上から見てあばら骨の後ろに腰のくびれが見られる。
  • 横から見て腹部の吊り上がりが見られる。
BCS4 やや
肥満
  • 脂肪の沈着はやや多いが、あばら骨は触れる。
  • 上から見て腰のくびれは見られるが、顕著ではない。
  • 腹部の吊り上がりはやや見られる。
BCS5 肥満
  • 厚い脂肪におおわれ、あばら骨が容易に触れない。
  • 腰椎や尾根部(尾の付け根)にも脂肪が沈着。
  • 腰のくびれはないか、ほとんど見られない。
  • 腹部の吊り上がりは見られないか、むしろ垂れ下がっている。

なお、現在の体重とBCSから理想体重を求めるには、獣医師に診断してもらうことをおすすめします。

肥満予防のポイント
  • 年齢、活動量に応じた適切なカロリー計算
  • おやつは1日に必要なエネルギー量の20%以内を目安に、与えた分主要な食事の量を減らして調整
  • 定期的な体重測定(月1回程度)
  • 避妊・去勢後は代謝が下がるため、フードの見直しを検討

犬の健康ケア 2栄養バランスと食事回数・おやつ管理

食事は愛犬の健康を支える最も大切な基盤です。ライフステージに合った栄養をバランスよく与え、日々の体調や体重変化に気を配りましょう。

年齢別食事管理

子犬期(~1歳頃まで)

子犬期の写真

高カロリー・高タンパク
1日3~4回に分けて給餌
成犬期(1〜6歳)

成犬期の写真

維持期用フード
1日2回の給餌
高齢期(7~8歳以上)

高齢期の犬の写真

消化しやすく、関節や
腎臓に配慮したフード
注意すべき食品
  • チョコレート、玉ねぎ、ぶどう、キシリトールなど犬にとって有毒な食材は絶対に与えない
  • 人間用の食事は塩分や脂質が過多のため避ける

犬の健康ケア 3毎日の運動とメンタルケア(散歩・遊び)

体を動かすことはもちろん、心の健康を保つためにも運動や遊びは欠かせません。愛犬の体格や年齢に合わせて、無理のない運動習慣を続けてあげましょう。

小型犬・中型犬・大型犬のサイズ別運動量の目安

小型犬 短時間の散歩(20~30分/日)
+室内での運動
中型犬 散歩(30~60分/日)
+自由運動
大型犬 散歩(60~90分/日)
+十分な自由運動
シニア犬への配慮
  • 関節に負担の少ない平坦な道での散歩
  • 疲労しすぎない程度の距離と時間設定
  • 水中運動なども検討

犬の健康ケア 4口腔ケア(歯磨き・デンタルケア)

口腔の健康は全身の健康に直結します。歯磨きや定期的なチェックを通じて、歯周病や口臭の予防を心がけましょう。

デイリーケア
  • 歯磨きガムやデンタルトイの活用
  • 犬用歯ブラシでの歯磨き
    (理想は毎日、最低でも週3回)
  • 口臭や歯石の有無を定期的にチェック
プロフェッショナルケア
  • 獣医師による定期的な口腔チェック
  • 必要に応じて歯石除去などの処置

犬の健康ケア 5皮膚・被毛ケア

美しい被毛や健やかな皮膚は、愛犬の健康状態を映す鏡です。毎日のケアを通じて、清潔さと快適さを保ってあげましょう。

日常のケア方法
  • ブラッシング……
    毎日~週数回、犬種に応じた頻度で実施
  • シャンプー………
    月1~2回を推奨、犬の皮膚に適した製品を使用
  • 保湿ケア…………
    乾燥しやすい季節や皮膚トラブルのある犬には保湿剤を活用

犬の健康ケア 6予防医療(ワクチン・フィラリア・ノミダニ)

病気になる前に防ぐことは、愛犬の健康を守るうえで最も確実な方法です。ワクチン接種や寄生虫対策は、飼い主が行うべき大切なケアです。

必要な予防接種
  • 狂犬病ワクチン
    法律で義務付けられた年1回の接種
  • 混合ワクチン……
    初回免疫確立後は3年に1回程度の接種が推奨
  • 初回免疫確立後の接種間隔は、抗体価や地域状況等により異なります。かかりつけ獣医師の指示に従いましょう。

これらのワクチン接種は、感染症から愛犬を守るだけでなく、ほかの犬や人への感染拡大を防ぐ社会的な役割も担っています。

寄生虫予防
  • フィラリア予防
    蚊の活動期間中の月1回投薬
  • ノミ・マダニ予防
    通年または季節に応じた予防薬投与

予防医療を徹底することで、病気や寄生虫によるリスクを大幅に減らすことができます。愛犬の健康を守る第一歩として、定期的な予防を忘れずに行いましょう。

犬の健康ケア 7定期健診と早期受診の重要性

犬は体調の不調を言葉で伝えられないため、飼い主が異変に気づいたときには病気が進行していることも少なくありません。定期的な健診や早めの受診は、愛犬の健康を守る大切な習慣です。

推奨健診頻度

成犬期 年1回の健康診断
高齢期 年2回以上の健康診断

健診では日常生活では分からない内臓の状態や血液の変化などを早期に把握できます。特に高齢期の犬は、年齢とともにリスクが高まるため、検査回数を増やすことが望ましいです。

主な健診項目
  • 身体検査、血液検査、尿検査
  • 必要に応じて心電図、レントゲン、超音波検査

「まだ元気だから大丈夫」と思っていても、病気は無症状で進行する場合があります。定期健診を習慣にし、少しでも異変を感じたら早めに受診することが、愛犬の命を守る一歩となります。

犬の健康ケア 8清潔で安心できる飼育環境の整備

犬にとって家庭は一番安心できる場所です。清潔で安全な環境を整えることは、病気の予防だけでなく、心身の安定にも大きな影響を与えます。

環境整備のポイント
  • 適切な温度・湿度管理(夏季:25~27℃、冬季:20~23℃)
  • 清潔な食器と新鮮な水の提供
  • 安心して休める静かな場所の確保
  • 危険物の除去と安全性の確保

環境の整備は一度きりで終わるものではなく、日々の掃除や点検を通じて継続することが大切です。些細な配慮が、愛犬の心と体の健康を守ることにつながります。

愛犬の健康維持が経済的メリットにつながる理由

愛犬の健康管理は、感情的な価値だけでなく、経済的にもメリットがあります。予防に投資することで、将来的な医療費を削減できる可能性があります。さらに、健康維持によりペット保険を利用せずに済むと、翌年度の保険料が割引になる制度を活用することも可能です。

予防ケアがケガや病気の診療費負担の軽減につながる

犬の診療費は、通院や入院、手術といった内容によって大きく変動します。特に外科手術や長期入院になると数十万円の費用がかかることもあり、飼い主にとって大きな負担となります。適切な予防ケアは、病気の発症リスクを下げ、結果的に医療費の軽減につながります。

犬の診療費の目安

通院(1回) 9,000円〜11,000円程度
入院(1日) 15,000円〜20,000円前後
手術(去勢・避妊など軽度) 20,000円〜50,000円前後
手術(骨折・腫瘍摘出など重度) 100,000円〜300,000円以上
診療費の合計 約10,000円~300,000円以上

このように診療費は決して安くはなく、治療内容によっては高額になることも少なくありません。では一方で、日常的な予防や健康管理にかかる費用はどのくらいでしょうか。

犬の予防費用の目安

混合ワクチン接種 5,000円〜10,000円
狂犬病ワクチン 3,000円前後
フィラリア予防薬 7,000円〜12,000円
ノミ・マダニ予防薬 5,000円〜10,000円
定期健診(年1回) 5,000円〜30,000円
年間の予防コスト合計 約25,000円〜50,000円

定期的な健康診断や日常のケアにかかる費用は年間で2〜5万円程度と、診療費が一度に数十万円かかるリスクと比べると負担は小さく、日常的に健康管理を行うことで高額な医療費を防ぐ可能性が高まります。予防を徹底し病気を防ぐことは、結果的に診療費の負担の軽減につながります。

ただし、どれだけ予防しても予期せぬ事故や病気を完全に防ぐことはできません。万が一に備えて高額な診療費リスクをカバーする方法として、ペット保険の活用も検討すると安心です。

ペット保険はいらない?後悔しないための必要性とリスク解説」も参考に、ご自身のリスク許容度や貯蓄状況に合わせて加入の検討をしてみてください。

ペット保険の中には健康に過ごすと保険料が割引になる商品がある!

ペット保険の中には、愛犬が健康で1年間に保険を使わなかった場合や、利用回数が少なかった場合に、翌年の保険料が割引される商品があります。

当サイト取扱い商品の犬が加入できるペット保険でこのような割引制度があるのは、アニコム損保と日本ペットです。

アニコム損保の健康割増引制度とは?

「どうぶつ健保ふぁみりぃ」のみ適用される割増引制度で、1年間に保険を使用した回数が5回以内の場合、次の年の保険料が5~10%割引になる制度のことです。

1年間の保険の利用回数が5回までなら翌年の保険料が5%割引、1年間保険の利用がない場合は、10%割引となります。なお、利用状況によっては保険料が割増になることもあります。

病気の早期発見と健康管理に役立つ付帯サービスが充実!
窓口精算ができる信頼のペット保険

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どうぶつ健保ふぁみりぃ

日本ペットの無事故割引とは?

1年間のご契約期間内に保険金のお支払いが一度もなかった場合、次年度の保険料を10%割引いたします。

ご家庭の予算やライフスタイルに合わせて
最適な保険プランを選べる保険、
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健康維持と保険料節約の好循環

愛犬の適切な健康管理により病気を予防することで、保険の使用頻度が減少、翌年の保険料が割引になることで、節約分を健康管理に再投資することができます。

このような制度により、「健康を維持すること」が「経済的メリット」と直結し、飼い主さんの健康管理への意識向上にもつながります。

ただし、健康に過ごすためには、適切なケガや病気の治療も必要です。軽微な症状でも早期に治療することで重篤化を防ぎ、結果的に大きな医療費を避けることができます。万が一の備えとして、ペット保険への加入も検討されることをおすすめします。

ペット保険比較サイト「i保険」では、各商品の補償割合や、通院・入院・手術の限度額をわかりやすく比較できる、人気ランキングやプラン別に詳細を一括比較できる保険料検索ページがあります。犬のペット保険の人気商品や各社の保険料など比較したい方はぜひご活用ください。

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犬の健康や病気に関するよくあるご質問

愛犬の健康管理について、飼い主さんが疑問に思う質問にお答えします。正しい知識を身につけることで、愛犬をより良い環境で育てることができます。

犬の寿命を延ばすために今日からできることは?

まずは愛犬の現在の体重が適正かどうかを確認し、肥満の場合は獣医師の指導の下でダイエットを始めましょう。

また、毎日の歯磨きを習慣化し、定期的なブラッシングで皮膚の状態をチェックすることも大切です。小さな変化でも継続することで大きな効果が期待できます。

子犬の健康診断はいつから受けるべきですか?

あまりに小さい月齢のうちは健康診断の検査自体がストレスになる可能性もあるため、2回目のワクチンの接種を終えた後、特別気になる点がなければ、去勢や避妊手術を考え始める、6ヶ月齢を目安にすると良いでしょう。

ただし、生後の健康チェックが済んでいない子犬を迎えた場合や気になる事がある場合は、早めに動物病院で健康チェックを受けることをおすすめします。成犬になってからは年1回、7歳以降は年2回以上を目安に健康診断を受けましょう。

犬の予防接種は何が必要ですか?

法律で義務付けられている狂犬病ワクチン(年1回)と、感染症を予防する混合ワクチン(初回免疫確立後は3年に1回が推奨)が基本です。

混合ワクチンは住環境や生活スタイルに応じて数種類から選択します。獣医師と相談して愛犬に適したワクチンプログラムを決めましょう。

犬の健康寿命と平均寿命の違いは?

平均寿命は犬が死亡するまでの期間ですが、健康寿命は大きな病気や介護を必要とせずに健康に過ごせる期間のことです。

一般的に健康寿命は平均寿命より1~2年短いとされています。質の高い生活を長く送るためには、健康寿命を延ばすことが重要です。

高齢犬になったら気をつけるべきことは?

7歳を過ぎたら循環器疾患、肝・胆・膵疾患などのリスクが高くなるため、半年に1回以上の健康診断を受けましょう。

また、階段の上り下りを制限する、滑りにくい床材に変更する、消化しやすいシニア用フードに切り替えるなど、生活環境の調整も必要です。

高齢犬のケアについて詳しくは「犬の老化現象とは?穏やかに暮らすための老犬介護・ケア紹介」の記事もご確認ください。

大型犬の寿命が短い理由は遺伝的なものですか?

大型犬の短命には複数の要因が関係しています。成長期に大きなエネルギーを消費することで細胞の老化が早まる、心臓や関節への負担が大きい、がんの発症率が高いなどが挙げられます。

遺伝的要因もありますが、適切な健康管理により寿命を延ばすことは可能です。

その他のペット保険に関するご質問についてはペット保険のよくあるご質問ページも確認ください。

よくあるご質問

まとめ|愛犬の健康と長生きには適切なケアと備えが重要

愛犬の健康と長寿を願う飼い主にとって、日々の適切なケアは不可欠です。本記事では、近年の犬の平均寿命の推移や、アニコム損保のデータから見た病気のリスク、そして愛犬に長く健康でいてもらうための具体的な8つの基本ケアについて詳しく解説しました。

紹介したケアを適切に行うことで、病気の予防や健康維持につながります。愛犬の健康維持をすることは、結果的に医療費の削減にもつながります。さらに、アニコム損保の健康割増引制度や日本ペットの無事故割引制度など、健康維持が保険料の割引にもつながる仕組みもあります。

愛犬の小さな体調変化にも気づけるよう日頃から観察を心がけ、気になることがあれば早めに獣医師に相談しましょう。そして、万が一の病気やケガに備えて、ペット保険の加入も検討してみてください。愛犬の健康管理と経済的な備えの両方を整えることで、安心して愛犬との生活を楽しむことができるでしょう。

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この記事の情報は一般的な内容を基にしており、個々のペットの状況によって対応は異なります。犬の健康管理や飼い方、病気などに関するご不明な点は、動物病院や販売店など関係機関にご相談ください。また、診療費は動物病院や地域によって異なります。加えて、ペット保険に関する内容は各保険会社の最新の約款をご確認ください。

【アニコム損保】W2510-001985

執筆者
染谷 弥幸(1級ファイナンシャル・プランニング技能士/株式会社アイ・エフ・クリエイト)

「安心できる金融商品選びをわかりやすくカンタンに」という当社のミッションを胸に、お客様が自分に合った商品をみつけるための情報をわかりやすく紹介します。

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