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ゴルフクラブの破損や盗難は
ゴルファー保険で補償される?

ゴルフを楽しむ皆さんはゴルフクラブの破損や盗難が心配ではありませんか。
大切なゴルフクラブが破損したり、盗難に遭ったりするリスクは、ゴルファーにとって現実的な問題です。

「新調した高価なゴルフクラブがもし折れてしまったら...」「ゴルフ場のゴルフバッグ一式を盗まれたら...」、
金銭的な損失だけでなく精神的なショックも大きなものになるかと思います。
では、ゴルフクラブの破損や盗難の損害は保険で補うことができるのでしょうか。

結論からお伝えすると、ゴルファー保険の「ゴルフ用品損害・携行品損害」などの補償により、ゴルフ場敷地内でのゴルフクラブの破損や盗難はしっかりと補償されます。また保険によっては家を出発してから帰宅するまでの間、補償される商品もあります。

本記事では、実際に起こりうる破損・盗難のケースから、ゴルファー保険での具体的な補償内容、さらには保険会社による補償の比較まで、ゴルフクラブの破損・盗難リスクに備えるために知っておくべき情報を詳しく解説します。

  • 経年劣化によるゴルフクラブ・ゴルフ用品の破損は補償対象外です。
目次

ゴルフクラブの破損・盗難は本当に起こるのか?

ゴルフクラブの破損や盗難は決して珍しいことではありません。実際に競技中、ゴルフクラブを振り下ろしてスイングした際、地面への強い衝撃によって、クラブが折れた例などもあります。
ゴルフクラブの破損や盗難はゴルファーが備えるべき身近なリスクといえるでしょう。

では、実際に想定されるゴルフクラブの破損事故や盗難の発生例はどのようなものがあるでしょうか。

破損事故が発生する例

  • スイング時の地面への強い衝撃によるシャフト折れ
  • 他のプレーヤーとの接触事故
  • カート移動中の振動や衝撃による損傷
  • ゴルフバッグの転倒による複数クラブの同時損傷

盗難が発生する例

  • ゴルフ場での車上荒らし
  • クラブハウス内での一時的な放置中の盗難

警察庁の窃盗の手口別認知件数によると、年間の置引きによる窃盗は約1万件、車上ねらいは約2万5千件と決して低くはない数字であることがわかります。盗難に遭うリスクを未然に防ぐためにもゴルフバックを車に乗せたまま放置したり、目の見えない範囲に放置しないようにしましょう。

ゴルファー保険の「ゴルフ用品損害・携行品損害」補償とは?

ゴルファー保険における「ゴルフ用品損害・携行品損害」補償は、ゴルフ中に使用するクラブやバッグ、その他のゴルフ関連用品が破損・曲損または盗難に遭った際に、損害をカバーするための補償です。この補償は、特に高価なゴルフ用品を所有している方や、頻繁にゴルフを楽しむ方にとって重要な保険となります。

補償の名称は保険会社によって異なりますが、本記事で紹介する保険商品の「ゴルフ用品損害」と「携行品損害」では補償される範囲に少し違いがあります

ゴルフ用品損害

国内、海外問わず、ゴルフの練習または競技を行うための有料施設のゴルフ場敷地内(駐車場および更衣室等の付属施設を含む)でゴルフ用品の盗難、ゴルフクラブの破損・曲損があった場合に被害物の損害額について保険金額を上限に補償します。

  • 盗難は一般的なゴルフ用品が補償されますが、破損・曲損についての補償はゴルフクラブのみです。
  • ゴルフボールの盗難については、他のゴルフ用品と同時に生じた場合に限ります。
ゴルフ用品とは?
ゴルフクラブ、ゴルフボール、ゴルフシューズ、ゴルフバック、ゴルフウェア等ゴルフ用に設計された物のほか、被服類ならびにそれらを収容するバック類をいいます。
※ただし、時計、宝石、貴金属、財布、ハンドバック等の携行品は含みません。

携行品損害

国内において、自宅を出発から帰宅するまでのゴルフ用品など携行する身の回り品に偶然な事故により損害が発生した場合に損害額を算定された保険金額まで補償します。

携行する身の回り品とは?
被保険者が所有する、バッグやカメラなど日常生活において職務の遂行以外の目的で使用する動産をいいます。
※ただし、全ての動産が含まれるわけではありません。詳しくは契約前に該当商品の約款をご確認ください。

注意すべき補償対象外のケース

保険によって違いはあれど、ゴルファー保険の「ゴルフ用品損害・携行品損害」補償があれば、万が一のリスクの際に金銭的な負担を軽減することができます。ただし以下のようなケースの場合補償されない可能性があるので、十分に注意しましょう。

補償対象外となる主なケース
  • 故意による破損(怒りに任せてクラブを折るなど)
  • 通常の使用による消耗・劣化・錆び
  • 置き忘れ・紛失
  • 地震・津波・噴火による損害
  • 戦争・テロ行為による損害

いくら補償される?保険金の支払額

ゴルフクラブが破損・曲損・盗難に遭った場合、どの程度の保険金が支払われるのでしょうか。
一般的に保険金を受け取れる額は、契約した保険金額を限度として、被害物の修理費または時価額のいずれか低い方の損害額とされることが多いです。

時価額とは?
同等のものを新たに購入する際に必要な金額から、使用や経過年数による消耗分を差し引いた額を基準に算定した損害額をいいます。

このように時価額を基に保険金が支払われるため、購入から時間が経ったゴルフクラブが破損したときなどは購入時の価格と実際に支払われる保険金にギャップが生じることがあります。

注意すべき自己負担額

保険会社によって、あらかじめ「ゴルフ用品補償」の保険金に自己負担額が設定されている場合があります。 自己負担額が設定されている商品は、損害があった場合に補償される金額が「損害の額ー自己負担額」となります。

[ 例:自己負担額3,000円の場合 ]

ゴルフ場でプレー中にゴルフクラブが破損し、修理に1万円支払った。

保険金は自己負担額3,000円を差し引いた7,000円が支払われます

また、保険金の支払額算定においては、対象となる損害の具体的な状況や、申請時に提出する証拠書類の内容も影響を与える可能性があります。たとえば、盗難の場合には警察の盗難届や購入時の領収書が必要となるケースなどです。

保険金請求をスムーズに進めるためには、事前に必要な書類や手続きを確認しておくことが重要です。

破損・盗難時の各社の補償を比較

ゴルフクラブの破損や盗難に備えるための保険は、ゴルファー保険の「ゴルフ用品損害・携行品損害」補償とはで解説した通り、保険会社によって補償範囲が異なります。

また、保険商品によって、保険金額や自己負担額などの違いがあるので、ご自身に必要な補償などを考え保険選びができるよう各社の補償を比較してみましょう。

ゴルフ用品損害補償の「東京海上日動」「三井住友海上」「楽天損保」

  • 国内・海外どちらでもゴルフプレーをする方
  • ゴルフプレー中の様々なリスクに包括的に備えたい方
  • 年間のゴルフに行く回数が多い方

携行品損害補償の「au損保」

  • ゴルフ場へ出発から帰宅までの移動時のリスクにも備えたい方
  • 国内のみでゴルフプレーする方
  • ゴルフクラブに限らず様々な身の回りの動産の破損にも備えたい方
  • 年間のゴルフプレーの回数が少なく短期の補償のみ欲しい方

ゴルフ用品補償の比較表

保険会社
au損保

東京海上日動

三井住友海上

楽天損保
商品名 ゴルフの保険 eゴルファー保険 ネットde保険 @ごるふ ゴルフアシスト
補償名 携行品損害 ゴルフ用品損害 ゴルフ用品損害 ゴルフ用品損害
補償範囲 国内の自宅出発から
帰宅まで
国内・海外の
ゴルフ場敷地内
国内・海外の
ゴルフ場敷地内
国内・海外の
ゴルフ場敷地内
補償対象 破損・曲損 ゴルフ用品など
携行する身の回りの品
ゴルフクラブの
破損・曲損のみ
ゴルフクラブの
破損・曲損のみ
ゴルフクラブの
破損・曲損のみ
盗難 ゴルフ用品など
携行する身の回りの品
ゴルフ用品 ゴルフ用品 ゴルフ用品
補償額 保険金額

ブロンズコース10万円

シルバーコース20万円

ゴールドコース30万円

Cプラン10万円

Bプラン20万円

Aプラン30万円

Aコース20万円
(Aコース40万円)

Bコース25万円
(Bコース50万円)

Cコース30万円
(Cコース80万円)

ゴールド20万円

プラチナ20万円

ダイヤモンド30万円

自己負担額 3,000円 なし なし 1万円
保険期間 日帰り・1泊2日・
2泊3日・3泊4日
1年 1年 1年
  • 三井住友海上の()内の保険金額はプレミアムプランを選択した場合です。
  • au損保の保険金額は総額の限度額です。携行品の損害の額は1個、1組または1対あたり10万円(乗車券または通貨等は合計5万円)が限度となります。

さらに詳細な保険料や補償内容を比較したい方は【保険料見積りシミュレーション】をご確認ください。

ゴルフクラブなどの破損・盗難に備える保険選びのポイント

保険金額の確認

所有するゴルフクラブの総額を把握し、それに見合った保険金額の保険を選びましょう。
高級クラブを多数所有している方は、保険金額が充実したプランがおすすめです。

自己負担額の比較

自己負担額が低いほど、小さな損害でも補償を受けやすくなります。
頻繁にゴルフを楽しむ方は、自己負担額の低い保険を選ぶとよいでしょう。

補償範囲の確認

ゴルフクラブのみの補償なのか、海外でのゴルフも対象かなど、自分のゴルフスタイルに合った補償範囲を選びましょう。

保険料とサービス内容

保険料だけでなく、事故時のサポート体制や手続きの簡便さも重要な選択要素です。

さらに詳細な保険料やサービス内容や人気の商品を比較したい方は【ゴルファー保険人気ランキング】をご確認ください。

ゴルファー保険は必要?費用対効果や注意点

ゴルファー保険が必要かどうかは、個々のゴルファーのプレー頻度や使用している用品の価値、そしてリスクに対する姿勢によって異なります。

ゴルフクラブなどの用具は高価であり、破損・曲損や盗難が発生した場合、その損失は大きなものとなります。特に上級者向けのクラブやカスタムメイドのクラブでは、1本数十万円することも珍しくありません。

一方ゴルファー保険の保険料は年間数千円~一万円程度なので、破損・曲損・盗難の損害時に数十万円の補償を得られることを考えると、頻繁にプレーするゴルファーや高価なゴルフクラブを使用している方にとっては、ゴルファー保険の加入はコストパフォーマンスが高い選択といえるでしょう。

さらにゴルファー保険は破損・曲損や盗難に備える「ゴルフ用品補償」だけではなく、「ゴルフプレー中にケガをしてしまった場合の補償」や「賠償責任補償」、「ホールインワン・アルバトロス費用補償」などゴルファーの万が一のリスクに包括的に備えることができます。このようなゴルファーのリスクを考えると保険料負担が手頃なゴルファー保険は万が一の突発的な出費をカバーするために加入を検討する価値が十分あるでしょう。

ただし、注意点として、補償が重複している保険に加入していないか、ご自身が不安に思うリスクについて補償対象となっているか、保険契約の際に細かい条件を確認することが重要です。

まとめ:ゴルフクラブの破損・曲損・盗難に備えるために

ゴルフクラブの破損・曲損や盗難は、ゴルファーにとって実際に起こりうるトラブルです。これらのリスクに対して、ゴルファー保険を利用することで、金銭的な負担や精神的なショックを軽減することができます。

保険選びにおいては、補償限度額や自己負担額、保険料とサービス内容をしっかりと比較し、自分に最適なプランを見つけることが重要です。もし、ゴルフクラブの破損・曲損や盗難が心配であれば、まずは各保険会社のプランを比較し、必要に応じて保険に加入することをおすすめします。これにより、様々なゴルフプレー中のリスクに備えることができ、安心してゴルフを楽しむことができるでしょう。

また、定期的に保険内容を見直し、ライフスタイルの変化に応じて適切な補償を維持することも大切です。ぜひ、この機会にゴルファー保険の加入を検討してみてください。

  • 本記事の内容は2025年6月時点の情報に基づいて作成しております。実際の保険内容は各保険会社の最新の約款をご確認ください。
執筆者
染谷 弥幸(1級ファイナンシャル・プランニング技能士/株式会社アイ・エフ・クリエイト)

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