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熱中症補償つき保険とは?
ゴルフの熱中症リスクと暑さ対策

ゴルフは⾃然の中で楽しむ素晴らしいスポーツですが、特に猛暑日が増える夏場は熱中症のリスクと隣り合わせです。 本記事では、ゴルフ中に発⽣しやすい熱中症の実態、効果的な暑さ対策、そして万が⼀の際に⼼強い味⽅となる熱中症補償付きゴルファー保険について詳しく解説します。

安全なゴルフライフのためにぜひ参考にしてください。

目次

夏のゴルフ中の熱中症発症リスクとその実態

ゴルフは他のスポーツと⽐較して、熱中症のリスクが特に⾼いスポーツとされています。
その理由を⾒ていきましょう。

なぜゴルフは熱中症リスクが⾼いのか

⻑時間の屋外活動
18ホールのラウンドは通常4〜5時間にわたり、その間ずっと屋外にいることになります
直射⽇光の影響
樹⽊が限られたコースでは、⽇陰を⾒つけにくく、紫外線にさらされ続けます
年齢層の特性
中⾼年のゴルファーが多く、加齢に伴い体温調節機能が低下している⽅が少なくありません
⽔分補給のタイミング
プレーに集中するあまり、適切なタイミングでの⽔分摂取を忘れがちです

熱中症発⽣リスクのデータ

総務省消防庁の「熱中症情報」によると、熱中症による救急搬送者のうち「屋外」の発症は全体の約13%と発生場所別構成比の3位にあたります。

また、年齢区分別では65歳以上が57.4%と最も多く、次いで成人(18~65歳未満)が33.0%となっており、年齢があがるにつれ熱中症に注意が必要です。

さらに、環境省の熱中症予防情報サイトによると、暑さ指数(WBGT)31℃以上の⽇は熱中症の発生が危険なレベルとなっており、特に猛暑日が増える7月、8⽉の危険度が高いことがわかります。

また、暑さ指数(WBGT)が25℃を超える環境では、熱中症の発生に警戒が必要なレベルとなり、暑い真夏だけではなく、6月から10月中旬までの長い期間、熱中症のリスクが全国的に増加しているといえます。

暑さ指数(WBGT)とは?

熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。
単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。

暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい ①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、③気温の3つを取り入れた指標です。

知っておきたい熱中症の症状とゴルフ中に注意すべきサイン

熱中症の主な症状と対処法

重症度 主な症状 対処法
Ⅰ度
(軽症)
めまい、
⽴ちくらみ、
筋⾁痛
涼しい場所へ避難して服をゆるめ体を冷やし、水分・塩分を補給
Ⅱ度
(中等症)
吐き気がする・吐く、頭痛、
倦怠感、
意識が何となくおかしい
すみやかに医療機関を受診
Ⅲ度
(重症)
意識がない、
呼びかけに対し返事がおかしい、けいれん、まっすぐ歩けない・
走れない、
からだが熱い
救急⾞を呼び、
⾄急医療機関へ

熱中症は早期対応が重要です。症状を理解し、いち早く対処することで重症化を防ぐことができます。

ゴルフプレー中に注意すべきサイン

熱中症の危険性がある状態
  • 異常な疲労感や倦怠感
  • 普段より多い汗や逆に汗が出なくなる状態
  • めまいや頭痛
  • 吐き気や嘔吐感
  • 集中⼒の低下や判断⼒の鈍化
  • 周囲の状況への反応が遅くなる

熱中症の発症には「無理をする」「頑張りすぎる」という⼼理的要因も関与していることがあるため、特に競技性の⾼いプレーや接待ゴルフなどでは要注意です。

熱中症による重症化リスクはミドル・シニア世代が高い?

年齢別にみた熱中症による死亡数の割合

厚⽣労働省の「熱中症関連情報」によれば、熱中症による死亡数は近年1000人を超える状況が続いています。

年齢別にみた熱中症による死亡数は65歳以上が全体の80%を超えており、次いで50代、40代の死亡数の割合が高いです。

さらに熱中症の年齢別入院患者数の割合も死亡数同様、40代以上のミドル・シニア世代の患者数が多い傾向にあります。

このように特にミドル・シニア世代の方は熱中症による重症化リスクが高いので、暑さ対策や万が一の場合に備え熱中症補償付き保険で備えることが重要です。

夏のゴルフシーンでも快適!効果的な暑さ対策

夏のゴルフを快適に楽しむためには、効果的な暑さ対策が欠かせません。

熱中症を予防するために、ゴルフプレー中は以下の対策を実践しましょう。

プレー前の準備

天気予報と暑さ指数(WBGT)の確認
環境省の熱中症予防情報サイトやアプリで確認
体調管理
前⽇の⼗分な睡眠と過度な飲酒を避ける
プレー時間の選択
真夏は早朝スタートや⼣⽅のハーフプレーを検討する

紫外線対策と服装や装備の⼯夫

通気性の良いウェア
通気性の良い素材を選び、汗を素早く吸収して乾かす機能を持つウェアを選ぶ
⽇焼け対策
帽⼦、UVカット機能があるサングラス、SPF50以上の⽇焼け⽌めなどで紫外線から肌を守る
クーリングアイテム
冷却タオルや保冷剤を利⽤して、⾸や脇の下など太い⾎管が通る部位を冷やす

プレー中の注意点

こまめな水分・塩分補給
⽔だけでなく、スポーツドリンクや経⼝補⽔液で塩分も補給
休憩の確保
待ち時間やティーインググラウンドでは積極的に⽇陰を⾒つけて休む
無理をしない
体調不良を感じたら、同伴者に伝え、プレーを中断する勇気を持つ
お互いの様⼦に気を配る
同伴者の様⼦にも注意を払い、異変があれば声をかける

これらの対策を実践することで、暑い夏のゴルフシーンでも快適にプレーを楽しむことができるでしょう。

熱中症補償付きゴルファー保険とは?その特長と重要性

熱中症補償付きゴルファー保険とは、ゴルフプレー中に熱中症を発症した場合の治療費や⼊通院費⽤を補償する保険です。⼀般的なゴルファー保険と比較して異なる特⻑を解説します。

通常のゴルファー保険と熱中症補償の違いを比較

一般的なゴルファー保険は以下の補償が中心です。

  • ゴルフ中の
    第三者への賠償責任
  • ゴルフ⽤品の
    破損‧盗難
  • ホールインワン‧
    アルバトロス費⽤
  • ゴルフ中のケガ
    (外傷性の傷害)

熱中症補償付きゴルファー保険は上記の補償に加えて下記の熱中症特有のリスクに対する補償が含まれます。

  • ・ゴルフプレー中の熱中症による入院、
    手術、通院された場合
  • ・ゴルフプレー中の熱中症により、
    後遺障害が起きたり死亡された場合

熱中症補償が重要な理由

屋外で長時間行われるゴルフは、特に夏の熱中症リスクが高く、軽度でも体調不良を引き起こし、重度の場合は命に関わる可能性があります。

熱中症による治療費や入院費用は予測が難しく、突然の出費に備えるためにも、この補償があると安心です。

このように、熱中症補償付きのゴルファー保険は、プレイヤー自身が安心してゴルフを楽しむための安全網となります。

オススメの熱中症補償付きゴルファー保険

当サイトでは様々なゴルファー保険を比較することができますが、その中でオススメの熱中症補償付きゴルファー保険をご紹介します。

楽天損保の「ゴルフアシスト」

楽天損保の「ゴルフアシスト」は、基本補償に加えて、熱中症危険補償特約が追加保険料の必要がなく標準でセットされています。

国内、国外問わずゴルフ敷地内において、ゴルフの練習、競技または指導中のゴルフプレー中に日射または熱射により身体に障害を負い、下記の①~⑤に該当するとき、ご契約プランに合わせた保険金が支払われます。

※ゴルフプレー中にはゴルフの練習、競技または指導に付随してゴルフ場敷地内で通常行われる更衣、休憩、食事、入浴等の行為を含みます。

保険金の種類 お支払いする保険金の額
①死亡保険金 死亡・後遺傷害保険金額の全額を死亡保険金受取人(被保険者の法定相続人)にお支払いします。 ※既に支払った後遺傷害保険金がある場合は、死亡・後遺障害保険金額から既に支払った金額を差し引いた額をお支払いします。
②後遺障害
保険金
後遺障害の程度に応じて、死亡・後遺傷害保険金額の4~100%をお支払いします。 ※保険期間を通じ、死亡・後遺傷害保険金額が限度となります。
③入院保険金 事故の発生の日からその日を含めて180日以内の入院日数1日につき、入院保険金日額をお支払いします。
④手術保険金 (1)入院中に受けた手術入院保険金日額×10
(2)上記(1)以外の手術入院保険金日額×5
ただし、1事故に起因するケガについて1回の手術に限ります。
⑤通院保険金 事故の発生日からその日を含めて180日以内の通院日数1日につき、30日を限度として通院保険金日額をお支払いします。

詳しい保険料やお支払いする保険金の額の違いなど詳しいプランの比較は下記の詳細ページよりご確認ください。

まとめ:熱中症に備えた安全なゴルフライフのために

ゴルフを楽しむ際、特に猛暑など暑い夏には熱中症のリスクが高まります。
熱中症は早めの予防と対策が重要で、適切な暑さ対策を行うことで、そのリスクを大幅に減らすことができます。プレー前の準備や服装、こまめな水分補給など基本的な対策を実践することが大切です。

また、万が一の場合に備えて、熱中症補償付きのゴルファー保険に加入することもおすすめします。これにより、予期せぬ治療や入院などにかかる費用をカバーし安心してゴルフを楽しむことができます。

この記事を参考にしながら、熱中症リスクがある夏も快適で安全なゴルフライフお楽しみください。

  • 本記事の内容は2025年6月時点の情報に基づいて作成しております。最新の情報と異なる場合がありますのでご注意ください。
執筆者
染谷 弥幸(1級ファイナンシャル・プランニング技能士/株式会社アイ・エフ・クリエイト)

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